【ポンコツのたわごと #7】出張の帰り、私の荷物はなぜか軽くなる

私の荷物はなぜか軽くなる ポンコツのたわごと

出張の帰り、荷物が行きより重くなる、とはよく聞く話だ。お土産が増えるから、資料が増えるから、疲れて何もかも雑に詰め込むから。理由は色々あるのだろう。

私の場合は、これが逆転する。行きより、帰りの方が荷物が軽い。

種明かしは、ユニクロにある

理由は単純で、着ていく服が現地でそのまま消えるからだ。

普段からユニクロのオーバーサイズのTシャツを愛用している。毎年、夏が終わって売れ行きが落ちてくる頃のセールで、10着くらいまとめ買いする。だいたい1着1,290円ほどだったと思う。これを翌シーズン、春から夏にかけてヘビーローテーションで着倒す。

そうして一夏を越えると、生地はよれ、首元は少し伸び、そろそろ潮時だな、という状態になったTシャツが何着かできあがる。私はこの「よれたTシャツ」を、次の出張の荷物に紛れ込ませる。下着や靴下も同じ扱いだ。

出張先で着て、そのまま捨てて帰る

現地で着て、汗をかいて、役目を終えたら、そのままゴミ箱行きにする。持ち帰らない。行きの荷物には入っていたのに、帰りの荷物からは消えている。出張の工程が進むにつれ、私の荷物は少しずつ軽くなっていく。

正直に言うと、これは日本で買って着倒したものを、わざわざ海外で捨ててくるという、あまり褒められたやり方ではない。多少の罪悪感がないと言えば嘘になる。ゴミの分別も違えば、廃棄の仕組みも国によって違うわけで、こちらの都合だけで押し付けている自覚はある。

それでも、やめられない理由

これはもう、ちょっとした依存に近いのかもしれない。よれたTシャツを手放すたびに、来年また新品10着でまっさらな状態からスタートできる、というあのリセット感覚が忘れられない。禁断症状というほど大袈裟なものではないが、夏の終わりのセール時期が近づくと、なんとなく体がそわそわしてくるのは事実だ。

罪悪感と、この新品リセットの快感を天秤にかけて、結局毎年リセットの方を選び続けているあたり、我ながらなかなかの現金さだと思う。世の中には出張のたびに荷物が重くなる、と嘆いている人がたくさんいるはずなのに、こちらは真逆の悩みを抱えている。もっとも、この悩みは自分で選んで作り出しているものなので、悩みと呼ぶにはいささか図々しいかもしれない。

ちょうどこの記事を書いている7月、去年買ったユニクロのTシャツの箱を開封したところだ。今年の秋頃には、きっとまた同じようにアプリを開いて、同じように10着買い足しているのだろう。

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