【子連れ海外旅行 持ち物リスト】実体験でわかった本当に必要な準備と神アイテム

子連れ海外旅行 持ち物リスト 持ち物・準備
子連れ海外旅行 持ち物リスト

これまで、数多くの海外旅行、出張を重ねてきた。その中で「これがないと詰む」「これは正直いらなかった」という持ち物・準備が、経験としてかなり蓄積されてきた。

このページでは、ジャンルごとに、実際に使っている物、失敗して学んだこと、現地で本当に役立った知恵を、できるだけ具体的に書いていく。持ち物リストというより、実体験の記録に近いかもしれない。気になるジャンルから読んでもらえればと思う。同じように子連れで海外旅行を計画している方の、判断材料になれば嬉しい。かなり長文の為、必要なところだけ読むことをお薦めする。

  1. ガジェット編
    1. 通信:eSIMは「出発前」に入れておく
    2. 変換プラグは、意外と要らないかもしれない
    3. 充電器・ケーブルは、家族の人数分ではなく「デバイスの数分」
    4. モバイルバッテリーは、そもそも持っていかない
    5. アクションカメラが、スマホの電池を守ってくれる
  2. お金編
    1. 決済手段は分散して持て
    2. プライオリティパスでラウンジを制す
    3. カードの限度額は、あえて低くする
    4. お守りとしてのWise
    5. 現地の現金事情は、国によって全然違う
    6. 現地の交通・アクティビティは、事前予約が得
  3. アメニティ・衣類編
    1. 歯ブラシは現地調達でいいが、シャンプーは持参する
    2. 乾燥・喉のケアは、冷房対策とセット
    3. 機内では、ラフな服装で過ごす
    4. 圧縮袋はあまり使わない、子供の着替えは季節で調整
  4. 子連れならではの必需品編
    1. 常備薬セットは、必ず持っていく
    2. 娘の目のトラブルから学んだこと
    3. 除菌グッズは、食事の場面でも大活躍する
    4. 暇つぶしグッズと、機内で得するもの
    5. 迷子対策は、手を繋ぐのが基本
  5. 現地サバイバル編
    1. 空港に着いたら、まず何をすべきか
    2. 空港からホテルまで、どう移動するか
    3. 現地通貨の入手方法、ホテルの両替は緊急用
    4. ホテル・チェックインで気をつけること
    5. 部屋での過ごし方
    6. 街に出てからの注意点
    7. トラブル対応:忘れ物・紛失・Wi-Fiが繋がらない時

ガジェット編

通信:eSIMは「出発前」に入れておく

海外の通信手段は、これまでいろいろ試してきた。Holafly(ホラフライ)、キャリアの海外オプション、Trip.comのeSIM、Klook(クルック)のeSIM、KKday(ケーケーデイ)のeSIM、そしてモバイルWi-Fiルーター。ひと通り経験した上での結論から書いておく。

モバイルWi-Fiルーターは、正直しんどい。

複数人でシェアできるのは便利なのだが、とにかく発熱する。しかもPCなどを繋げると、電池の減りが早い。出張であるあるなのだが、朝から昼過ぎまで繋ぎっぱなしにしていると、もう残り20〜30%まで減ってしまう。夜まで持たせるには、日中にどこかで再充電が必要になる。ケーブル類もあれこれ持ち歩かなければならない上、受け取りと返却の手間もあり、正直面倒くさい。帰国後、うっかり返却を忘れてそのまま帰宅してしまうと、延滞料が発生してしまう。

そこで行き着いたのが、eSIMである。家族旅行では、子供はスマホを持っていないのでeSIMは不要。基本的に、大人2人(私と妻)がそれぞれeSIMを入れるという運用にしている。

用途によって、使い分けているサービスがある。

  • 利便性重視: Holaflyが一番優秀。容量無制限で、アプリで日付と場所を決めて購入すれば、その場でインストールボタンが押せる。QRコードをメールで待つような手間が一切ない。旅行が急に延びた時も、アプリ上で延長手続きが完結する。ただし、格安のeSIMと比べると価格は2〜3倍する場合もある。
  • コスパ重視: KlookTrip.comKKdayのeSIMが安い。ちなみに、これらのサイトで航空券やホテル、ツアーを予約すると、無料のeSIMが特典でついてくることも多い。せっかくなら、それを活用するのも一つの手だ。

iPhoneユーザーは、要注意ポイントがある。

Androidであれば、eSIMはほぼ問題なく繋がる。だが、iPhoneで格安SIMなどを使っている場合、「プロファイル」を消さないと繋がらないケースが何度もあった。東南アジア、韓国、いずれの旅でもこの問題にぶつかっている。

もし現地でeSIMがうまく繋がらない場合は、以下の順番で試してみてほしい。

  1. まず、eSIMをそのままオンにして試す
  2. ダメなら、機内モードのオン・オフ、SIMのオン・オフを試す
  3. それでもダメなら、設定→ 一般 → VPNとデバイス管理 → 一番下にある「プロファイル」を削除する(帰国後、再度プロファイルのインストールが必要)

これでほとんどの場合、繋がるようになる。

香港は、eSIMを入れただけでは使えない。

香港特有の注意点として、eSIM(物理SIMも同様)は、オンにしただけでは通信できない。到着すると携帯にショートメッセージが届き、そこに記載されたURLにアクセスして、パスポートの写真と携帯のIMEI(端末識別番号)・電話番号などを入力する、本人確認の手続きが必要になる。これをやらないと、いつまで経ってもネットに繋がらない。知らないと「eSIM入れたのに繋がらない!」と焦ることになるので、事前に知っておくと安心だ。

変換プラグは、意外と要らないかもしれない

海外の電源プラグ形状は国によって違うので、変換プラグは必須アイテムとして語られがちだ。実際、シンガポール・マレーシア旅行の際は、同じBFタイプの変換プラグを2個用意した(Amazonで2個1,600円ちょっと)。

ただ、実際に使ってみて気づいたことがある。最近のホテルは、部屋のコンセント自体が多国籍対応になっていることが多いのだ。電源タップの差し込み口が複数のプラグ形状に対応していて、日本のプラグがそのまま挿さる口も用意されている、というホテルは意外と多い(もちろんホテルのグレードにもよる)。

なので、変換プラグは念のため1〜2個持っていく程度で十分なことが多い。全員分をきっちり揃える必要は、実はそこまでないかもしれない。

充電器・ケーブルは、家族の人数分ではなく「デバイスの数分」

我が家は家族旅行の際、Type-A→Type-C充電器を4本、Type-C→Type-Cの充電ケーブルを4本、合計8本を持っていく。

「家族4人だから4本ずつ」と思われるかもしれないが、実はそうではない。充電が必要なデバイスの数だけ、ケーブルが必要になる、というのが正しい理解だ。

我が家の場合、私自身が携帯を3台(会社用1台、プライベート用2台)持ち歩いている。これに加えて、スマートウォッチ、子供が遊ぶNintendo Switch、DJIのアクションカメラ。これだけのデバイスを、夜寝ている間にまとめて充電するためには、同時に挿せるだけのケーブル本数が必要になる。

そしてこの本数が必要な理由には、後述するモバイルバッテリー事情も関係している。

モバイルバッテリーは、そもそも持っていかない

これは今の時代、かなり大事な話だと思っている。

我が家は、モバイルバッテリーを海外旅行に持っていくことは、ほぼない。過去、規制が厳しくなる前を含めても、持っていったのは1〜2回程度だ。

理由は明確で、行きは大丈夫でも、帰りに他国の保安検査で没収されるリスクが高いからだ。例えばANA便であれば、日本国内の出発時は日本のルールに準拠しているので問題なく持ち込める。だが、帰国便に乗る際は、現地(海外)の保安検査のルールに従う必要があり、そこで没収される可能性が出てくる。

さらに、複数の国を周遊する旅行だと、国ごとに保安検査のルールが違うため、どこかの国で引っかかる確率が間違いなく高くなる

実際、出張に同行していた人が、ごく普通のモバイルバッテリーを没収された例も見てきた。「高いから没収されない」「安いから没収される」という話ではなく、普通に没収される、と思っておいた方がいい。

だから、我が家の結論としては、モバイルバッテリーは基本的に持っていかない。どうしても必要な場合は、安いものを1個だけ持っていき、「没収されなかったらラッキー」くらいの気持ちでいるのがちょうどいい。

その代わりに大事になってくるのが、前述した充電ケーブルの本数だ。空港内の充電スポットや、機内のUSBポートを活用して、現地に着く前にしっかり携帯を充電しておく。初めて訪れる国で、電池残量ギリギリの状態で入国するのは、正直かなり危険だ。この準備だけは、必ずしておくことをおすすめする。
地味に活躍するのが、このコードやアダプタをまとめて収納できるポーチである。
リュックの中でコードが絡まった事は一度や二度ではない。大変すっきりし助かる必需品だ。

アクションカメラが、スマホの電池を守ってくれる

上記でもさらっと触れたが、旅行の撮影は、スマホだけでなく、アクションカメラも活用している。

街並みを歩きながら周囲をぐるっと撮影したり、伸縮式のポール(2メートル弱まで伸びる)を使って俯瞰から撮影したり。家族の集合写真も、スタンドを使って少し離れた場所からセルフタイマー的に撮ることができる。

これらのカメラを使う理由は、映像の質だけではない。スマホでずっとシャッターを切っていると、それだけでバッテリーの消耗が早くなる。旅行中、万が一の連絡が必要になった時にスマホの電池が切れていたら困る。そういう保険的な意味も込めて、撮影はアクションカメラに任せ、スマホの電池は温存するという役割分担にしている。

お金編

決済手段は分散して持て

海外での決済手段は、クレジットカードを複数枚、ブランドを分散して持ち歩くようにしている。具体的には、**JCB、Visa、Mastercard、Amex(アメックス)**の4ブランドだ。

正直に言うと、海外での決済のほとんどは、VisaとMastercardで完結してしまう。この2つは説明不要で、世界中どこでも使える。

では、なぜJCBとAmexも持つのか。

JCBは、日本国内でのメイン利用カードとしての側面が大きいが、海外旅行ではJCB特有のキャンペーンや優待を狙う目的もある。恩恵に与ったことはそう頻繁にはないが、シンガポールの空港でJCBカード提示によりタンブラーが5米ドル(約600円)引きになったことがあり、こういう小さな得を積み重ねられるのは悪くない。

**Amex(プラチナ)**を持つ理由は、海外旅行保険の充実と、プライオリティパスの付帯だ。

プライオリティパスでラウンジを制す

Amexプラチナの年会費は、約3万3千円。決して安くはない。だが、プライオリティパス経由でラウンジに1回入る価値は、だいたい3千数百円相当。年間10〜11回ほどラウンジを利用すれば(旅行の行き帰りで各1回、複数の空港を経由する旅ならその分だけ回数も増える)食事やドリンクの価値も含めて、十分に元は取れている計算になる。

ただし、注意点がある。プライオリティパスは、基本的にカード保有者本人1人しか入れない。 家族を追加で同伴させる場合、1人あたり約30米ドル(3千円台)の追加料金がかかる。空港によっては、子供が「4歳以下無料」「3歳以下無料」など、ラウンジ独自のルールで無料になることもあるが、これは行き先によってまちまちだ。

だから我が家では、家族全員でラウンジに入ると割高になってしまうため、無料枠で入れる子供1人だけを連れて、短時間だけ立ち寄る、という使い方をすることが多い。

カードの限度額は、あえて低くする

もう一つ、カードについて実践しているのが、あえて限度額の低いカードを持ち歩くという考え方だ。

これまで幸い、スリやひったくりの被害に遭ったことはない。だが、もしカード自体を盗まれて不正利用された場合、保証制度はあるとはいえ、実際に申請してみないと100%返ってくるかどうかは分からない。何より、そういう事態そのものが気分の悪いものだ。

だから、普段使いのゴールドカードやプラチナカードのような、限度額の大きいカードを海外に持っていくのはおすすめしない。買い物をそこまでたくさんしないのであれば、限度額20〜30万円程度のノーマルカードで十分だと思う。もしもの時の被害を最小限に抑えられる、という考え方である。

子連れ家族への現実的な結論としては、4ブランドすべて揃える必要はない。Visaを1枚、Mastercardを1枚、それぞれノーマルカードで持っておけば、ほとんどの場面をカバーできる。余裕があれば、優待狙いでJCB、保険とラウンジ狙いでAmexを足す、くらいの感覚でいいと思う。

お守りとしてのWise

決済手段の中で、もう一つ欠かせないのがWiseだ。多通貨対応のカードで、現地のATMでキャッシング(引き出し)ができる。

Wiseの本当の価値は、「最後の生命線」としての安心感にあると感じている。

例えば、現金を10万円しか持って行かず、当てにしていたクレジットカードでのキャッシングがうまくいかなかったとする(実際、シンガポールでこの状況に陥ったことがある)。もしその10万円を使い切ってしまったら、通常はもうどうしようもない。

だが、Wiseがあれば、日本の銀行口座からWiseの口座にアプリで振り込み、それを現地通貨に両替して、現地のATMで引き出す、という一連の作業が、すべてスマホひとつで完結する。極論、手元に一円もなくても、日本の銀行口座さえ生きていれば、現地で現金を工面できる。この安心感は、他の手段では得難いものがある。

一方で、Wiseが常に一番お得、というわけでもない。例えば韓国では、Wiseでのキャッシングと、現地の両替所(明洞のレートの良い店など)での両替は、ほとんど差がないか、下手をすると現地の両替所の方がお得なこともある。国や場面によって、最適な手段は変わってくる、というのが正直な実感だ。
旅のお供として、検討の余地ありだと思う。

現地の現金事情は、国によって全然違う

各国の現金事情についても書いておく。
香港は、基本的に現金がなくてもオクトパスカードとクレジットカードでほとんど完結する。ただし、女人街のようなマーケットでは現金が必要になる。
マカオは、中国本土のようにQRコード決済が100%近く浸透しているわけではないので、現金の出番が多い印象だった。
韓国も同じく、現金は市場で使う場面が多いが、飲食店、特にコーヒーショップなどではカード決済が利用可能。お土産も基本的にはカードだし、明洞などのショップもカードで支払い可能。
このようにどの国でも市場やマーケットではまだ、現金の出番はあるが時代と共にデジタル決済などが導入されているため、多額の現金を用意して両替をする必要は年々下がっているように思える。

両替は、空港よりも街中の両替所の方がレートが良いことが多い。香港では、街中の両替所を100%利用していた。ホテルのフロントでも両替できる場合があるが、ホテルの両替レートは基本的に空港よりも悪いことが多いので、緊急時以外は使わない方がいい。

現地の交通・アクティビティは、事前予約が得

Klook(クルック)とKKday(ケーケーデイ)は、旅先での移動やアクティビティの予約に、毎回のように活用している。フェリーやピークトラムのチケット、ディズニーランドの入場券、空港送迎のエクスプレス、eSIMまで、幅広く事前予約の対象になる。

両者は似たようなツアー・プランを扱っていることが多いので、値段を比較しながら使い分ける、というのが基本スタンスだ。

事前予約の最大のメリットは、直前の予約でも割引が効くことが多いという点。「行ってみたいな」と思った瞬間、現地の窓口に並んで定価で買うのではなく、まずスマホでKlookやKKdayを開いて調べる。これだけで、同じ体験がいくらか安く手に入ることがよくある。実際、香港のピークトラムも、現地でその場でKlook経由で購入し、割引の恩恵を受けた。

その他のメリットとして、日本語で書かれているので、行く前にプランを立てやすいこと、そして予約という行為そのものが、現地に着いてから「今日休みだった」というような事態を防いでくれることも大きい。

注意点としては、キャンセルポリシーがツアーによって異なること。2〜3日前まで100%返金でキャンセルできるものもあれば、キャンセル不可のツアー・アトラクションも少なくない。予約前に、キャンセル条件だけは必ず確認しておくことをおすすめする。
Klookはこちら KKdayはこちら

アメニティ・衣類編

歯ブラシは現地調達でいいが、シャンプーは持参する

ホテルのアメニティは、国やホテルのグレードによってかなり差がある。これまで訪れた中で、歯ブラシが用意されていなかったのは香港と韓国(ただしどちらもホテルのグレード次第で用意があることも)。

歯ブラシに関しては、正直そこまで神経質になっていない。個人的な出張であれば、なければ近くのコンビニで買うくらいの感覚だ。ただし家族旅行の場合は、妻が必ず4人分を持参するようにしている。荷物は増えるが、現地で子供の分まで探し回る手間を考えると、持参する方が結局ラクだ。

一方、シャンプー・トリートメントは、出張・旅行を問わず必ず自分のものを小分けにして持っていく。これは歯ブラシとは違って、譲れないポイントだ。理由は、アジア・東南アジア方面のホテル備え付けのシャンプーが、洗浄力が強すぎたり、質にやや難があったりすることが多いから。現地のシャンプーで髪や頭皮の調子を崩したくないので、ここだけは自前のものにこだわっている。

乾燥・喉のケアは、冷房対策とセット

暑い地域のホテルは、冷房がかなり強めに効いていることが多い。冷房を切ると今度は暑すぎて寝られないので、結局つけっぱなしで寝ることになるのだが、そうすると今度は空気の乾燥で喉をやられてしまう。この板挟みは、暑い国のホテルではよくある悩みだ。

対策としては、保湿アイテム(リップクリームなど)を持っていくのはもちろんだが、それ以外に2つの工夫をしている。

  • 寝る時にマスクをして寝る(喉の乾燥を直接防ぐ)
  • お風呂上がりの、濡れたバスタオルを、寝る場所の近くにハンガーでかけておく
    (簡易的な加湿器代わりになる)

どちらも特別な道具を買い足す必要がなく、ホテルにあるものと持参の日用品だけでできる工夫なので、覚えておいて損はない。

機内では、ラフな服装で過ごす

機内の寒さ対策は、搭乗してすぐに、離陸前のうちにブランケットをもらっておくことに尽きる。フルキャリア(ANA、シンガポール航空など)であれば、最初から座席にブランケットが置いてあることが多いが、LCCの場合はブランケットの数に限りがあり、後から頼んでも「もうありません」と言われる可能性がある。だからこそ、搭乗直後、離陸前の早い段階でキャビンアテンダントに一声かけておくのが安全策だ。

服装については、我が家は出張でも旅行でも、ジャージやスウェットのような、部屋着感覚のラフな服装で飛行機に乗ることが多い。長時間座りっぱなしになる乗り物なので、動きやすさ・快適性を優先している。

圧縮袋はあまり使わない、子供の着替えは季節で調整

圧縮袋は、正直あまり使ったことがない。 荷物の量的に、そこまで圧縮の必要性を感じていないのかもしれない。

子供の着替えについては、必要な日数に対してプラス2日分を基本の目安にしている。ただし季節によって調整していて、

  • : プラス1日程度でよい
  • : 汗をかいたり汚れやすかったりするので、プラス3日程度

というイメージだ。旅行の時期に合わせて、多めに持っていく分量を調整するのがちょうどいい。

子連れならではの必需品編

常備薬セットは、必ず持っていく

子連れ旅行で、これだけは絶対に外せないと痛感しているのが、常備薬セットだ。

持っていくものは、目薬、絆創膏、体温計、解熱剤、胃腸薬、下痢止めあたり。、子供用・大人用を分けて用意している。

現地の薬局で薬を調達したことは、一度もない。 これは言葉の壁というより、「効きすぎる」ことへの不安が大きい。実は私個人(大人)は、中国出張の際に現地のドラッグストアで薬を購入して服用したことが何度もあり、複数の種類を試したこともある。正直、びっくりするくらいすぐ治るほど効果を感じたこともあった。

だが、それを子供に飲ませるのは話が別だ。効果が強すぎる可能性がある薬を、体の小さな子供に試すのは、さすがに怖い。だから現地の薬に頼らず、日本から常備薬を必ず持っていく、というのが我が家のルールになっている。

娘の目のトラブルから学んだこと

この常備薬の大切さを、身をもって思い知った出来事があった。香港・マカオ旅行の帰りの空港で、下の娘の目に大量の目やにが出て、炎症を起こしてしまったのだ。おそらく、旅先のあちこちを触った手で、目をこすってしまったのが原因だろう。

日本に到着したのが大晦日の早朝で、病院がどこも開いておらず、開院を待つ間、本当に冷や冷やした。幸い、羽田近くの病院で目薬と抗生物質をもらい、正月2日目にはほぼ完治したのだが、この経験から、我が家では新しいルールを作った。

「外で何かを触ったら、顔を触らない」と、旅の間、繰り返し言い聞かせるようにしたのだ。娘はまだ小さく、自分の手が清潔かどうかを自分で判断できない。だから、「目が痒い」「鼻が痒い」と感じたら、すぐに言うように教えた。言われたらその場で手を洗わせ、必要であれば夜に一度だけ目薬をさす、という対応にしている。

この対策を始めてから迎えた、次の東南アジア旅行では、同じようなトラブルは一度も起きなかった。**「顔を触る前に、まず手を洗う・言う」**というシンプルな習慣だけで、これだけ違うのかと実感している。

除菌グッズは、食事の場面でも大活躍する

ウェットティッシュは、アルコールタイプとノンアルコールタイプの両方を持っていく。アルコールタイプは主に手や身の回りの衛生管理に使い、レストランやフードコートで食事をする際、テーブルを拭くのにも重宝している。大所帯や子連れの旅行では、食事の機会が多いぶん、このひと拭きの安心感が地味に効いてくる。

暇つぶしグッズと、機内で得するもの

子供の暇つぶしグッズとしては、塗り絵やSwitchを持っていく。フライト中や、ホテルで夜、子供たちが少し暇を持て余している時間帯に活躍する。

面白いのは、フルキャリア便に乗ると、子供用の機内おもちゃや暇つぶしグッズをもらえることが多いという点だ。今回のシンガポール航空では、機内で映画「ズートピア」が上映されていて子供たちはそれを鑑賞し、さらに配布された自由帳(お絵かき帳)のデザインも、偶然ズートピアで統一されていた。こういう小さな連動は、地味に子供のテンションを上げてくれる。

子供用のイヤホンも、フルキャリアであれば機内で配布されることが多い。わざわざ自前で用意しなくても、フルキャリアを選んでおけば、機内エンタメ環境はある程度整う、ということでもある。

迷子対策は、手を繋ぐのが基本

人混みの中でのはぐれ対策は、基本的に子供と常にどちらかの親が手を繋いで移動することを徹底している。

子供用のGPS端末(位置情報が分かる端末)も検討したことはある。日本では、ランドセルにGPSをつけて登下校させているくらいなので、海外でも導入を考えたのだが、今回はやや大袈裟に感じて見送った。GPSに頼るかどうかは、家庭の考え方次第だと思うが、我が家は今のところ「手を繋ぐ」というシンプルな方法で対応している。

現地サバイバル編

空港に着いたら、まず何をすべきか

現地の空港に降り立ってから、最初にやるべきことを整理しておく。

入国審査は、これまで多くの出張・旅行を経験してきたが、トラブルに遭ったことは一度もない。聞かれる内容にきちんと答えられれば、基本的に問題はない。聞かれるのは、旅行の目的、滞在先(ホテル名)、滞在日数、入国日といった基本的な項目だ。

一点、覚えておいてほしいのは、シンガポールのように陸路で他国と繋がっている国の場合、「いつ、どうやってこの国を出るのか」まで詳しく聞かれることがある、ということ。これは、入国者の足取りをちゃんとトレースできるかどうかを確認しているためだ。往復便を購入して来ている人がほとんどだと思うので、そこまで身構える必要はないが、帰りの便の情報(予約アプリの画面など)をすぐに提示できるようにしておくと安心だ。

荷物の受け取り時は、その場でしっかり状態を確認するべきだ。海外では、スーツケースが投げられたり、雑に扱われたりするのはよくあることで、実際に我が家もキャスターが1つ取れた状態のスーツケースが流れてきた経験がある。破損に気づいたら、その場で係員に申し出て、写真を撮ってもらい、購入額を伝える。このケースでは、購入額の8割程度を、帰りのチェックインカウンターでキャッシュで補償してもらえた。海外では「壊れて当たり前」くらいの心構えで、安いスーツケースを消耗品として使う、という考え方もアリだと思う。

SIM/eSIMの本人確認が必要な国(台湾・中国・香港などのアジア圏)では、着いたらすぐに手続きを済ませておく。

空港からホテルまで、どう移動するか

移動手段は、リムジンバス、空港エクスプレス、タクシーなど、国や都市によって選択肢が変わる。事前にKlookやKKdayで予約できるものは、事前予約しておくと安心だ(詳しくはお金編を参照)。

タクシーを利用する場合は、事前にその国で一番普及している配車アプリを入れておくことをおすすめする。東南アジアならGrab、ヨーロッパ・アメリカ圏ならUberが代表的だ。国によってタクシー事情はかなり違っていて、体感としてはシンガポールはおおよそ安心だが、マレーシア、ベトナム、タイあたりはぼったくりのリスクを感じることが多い。目の前にタクシーが停まっていても、あえてアプリで呼ぶことを心がけると、価格の透明性が保てて安心だ。
ここで声を大にして言いたいのだが、東南アジアはGrab一択で良いと思う。大人2人以上で乗るなら、公共交通機関よりGrabの方が安くなるケースが多い。値段交渉に体力を使うより、アプリでサッと呼んでしまう方がずっとラクだ。

また、香港のタクシーのように、スーツケースなど大きな荷物をトランクに積むと、荷物1個ごとに追加料金がかかる国もある。人数ではなく荷物の個数で課金される仕組みなので、知らないと「思ったより高い」と驚くことになる。

交通系ICカード(香港のオクトパスカードのようなもの)は、人数分をまとめて用意しておくと、その後の移動がスムーズになる。ただし、シニア料金・大人料金・子供料金が入り混じる場合、計算が煩雑になりがちなので、焦らず落ち着いて確認することをおすすめする。

現地通貨の入手方法、ホテルの両替は緊急用

現地通貨の入手方法は、空港のATM、街中の両替所、そしてホテルのフロント、いくつか選択肢がある。

このうち、ホテルのフロントでの両替は、基本的に一番レートが悪いことが多い。チェックイン時にフロントのカウンターに両替レートが掲示されていることがあるが、見てみると空港よりも悪い数字になっているケースがほとんどだ。ホテル側もビジネスとして利益を乗せているので、当然といえば当然かもしれない。

なので、ホテルでの両替は、あくまで緊急用と割り切っておくのがいい。基本の両替は、空港よりもさらにレートの良いことが多い街中の両替所を使うのがおすすめだ。

ホテル・チェックインで気をつけること

チェックイン時に必ず確認しておきたいのが、朝食付きプランの場合の朝食時間(何時から何時まで)。当日バタバタしないよう、最初に確認しておくとスムーズだ。

Wi-Fiのパスワードは、ルームキーやウェルカムボードに記載されていることが多い。それでも見当たらない場合は、テレビをつけると最初の画面に表示されることもある(日本のホテルでもよくあるパターンだ)。分からなければ、遠慮せずフロントに電話して聞けばいい。

そして、部屋に入って、匂いが気になる・シーツが汚れているといった問題があれば、遠慮せず積極的に交換をお願いした方がいい。トコジラミなどのリスクもあるため、我慢して過ごすのはおすすめしない。

部屋での過ごし方

海外のホテルでは、トイレや洗面所の蛇口から出る水道水は、基本的に飲めないと思っておいた方がいい。一方、部屋に「Complimentary」「Free」と表記されたミネラルウォーターが置いてあれば、それは飲んで問題ないことが多い。ただし、何でもかんでも飲めるわけではないので、表記はきちんと確認すること。

暑い地域のホテルは冷房が強めなことが多く、つけっぱなしで寝ると空気が乾燥し、喉をやられて風邪をひいてしまうリスクがある。旅先での体調不良は何より避けたいので、対策として、寝るときにマスクをするお風呂上がりの少し濡れたバスタオルを近くに干しておく、といった工夫が効果的だ(詳しくはアメニティ・衣類編を参照)。

子供がベッドから落ちないようにする工夫としては、いくつか段階がある。

  1. フロントに電話して、子供用のベッドガード(柵)をリクエストする。ある程度のグレードのホテルであれば、対応してくれることが多い。
  2. ベッドガードの用意がなく、ベッドとベッドの間にスペースがあり、動かせる配置であれば、2台をくっつけて大きな1台にし、両端に親、真ん中に子供を寝かせることで落下を防ぐ。
  3. それも難しい場合は、フロントで枕やブランケットを追加でもらい、ベッド端に積んで柵代わりにする

街に出てからの注意点

屋台や市場での食事については、衛生面をよく観察している。生肉や生ものの食材が、直射日光の下、炎天下に置きっぱなしになっているような屋台は避ける。冷蔵されている、ラップがかかっているなど、きちんと管理されている店を選ぶようにしている。

レストランで「無料の水」が出てきた経験は、これまでほとんどない。水は基本的に有料で注文するもの、という前提で予算を見ておいた方がいい。

移動中の軽食として、飴やお菓子を持ち歩いておくと重宝する。子供連れの場合は特に、小分けになったお菓子が、暇つぶしと小腹対策を兼ねて役立つ。

トラブル対応:忘れ物・紛失・Wi-Fiが繋がらない時

まず大前提として、なくしたものは基本的に出てこないと思っておいた方がいい

携帯、タブレット、パソコンなど高価なものを紛失・盗難された場合は、近くの警察署に行き、事情を説明する。何を紛失したか(財布、鍵、パスポート、電子機器など)を、できる限り正確に申告する必要がある。この時、紛失届の受理証明書を必ずもらっておくこと。これは海外旅行保険の請求に必須の書類で、証明書がないと保険金が下りない。

パスポートを紛失・盗難された場合も同様で、まず現地警察で紛失・盗難証明書(ポリスレポート)を発行してもらう必要がある。これがないと、大使館・領事館でのパスポート失効・再発行の手続きが進められない。

Wi-Fi/SIMがいきなり繋がらなくなった時は、応急処置として、空港やレストラン、カフェ(スターバックスなど)の無料Wi-Fiを活用するといい。ホテルに戻れば、ほぼ確実にWi-Fiが使える。


以上が、これまでの旅で蓄積してきた持ち物・準備のすべてだ。かなりのボリュームになったが、一つでも「これは知らなかった」「今度試してみよう」と思えるものがあれば嬉しい。旅の数だけ、失敗と発見が積み重なっていく。今後もアップデートしていきたい。

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